【ニュースピックアップ(18/7/15)】①


いくつかの気になるニュースをお知らせいたします。

ここではトルコ関連の記事を3つお知らせします。

信用格付け会社のフィッチが格下げするほか、株価下落、通貨安など状況は悪化しているようです。


以下、リンク先も是非ご覧ください。

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1.トルコ・リラ、週間で約10年ぶりの大幅安へ-国債と株式も強烈な下げ(Bloomberg)


《概要》

・週間の下落率がほぼ10年ぶりの大きさとなる見込み。世界の主要通貨では最大の下げ
・トルコ株式市場の代表的な株価指数イスタンブール100種指数は2016年のクーデター未遂事件以来の大幅安
・「型破りな経済政策に対する懸念が支配的で、投資家の信頼感は依然低い」と指摘

《インプレッション》

以下は株価と為替の推移です。どちらも安くなっています。

トルコ株指標:イスタンブール100の推移

トルコリラ・ドルの推移


2.トルコの格付けを「BB」に引き下げ、信頼感低下などで-フィッチ(Bloomberg)

《概要》

・トルコの長期ソブリン債格付けを「BB+」から「BB」に引き下げた。投資適格を下回る水準
・経常赤字の拡大やインフレ率の上昇、経済政策への信頼感の低下を理由に挙げた。格付け見通しは「ネガティブ(弱含み)」。

《インプレッション》

6月のインフレ率は15年ぶり高水準の15.4%のほか、対外債務や財政状況を踏まえると、当然の流れのように思われます。

 


3.アングル:指標に見るトルコ金融市場の「惨状」(ロイター)


《概要》

・リラ安の問題は以下の二つ
-物価押し上げに対して中央銀行が利上げしたくてもエルドアン大統領が反対
-ドル建て債務の返済コストが高くなることだ。BISによると、トルコのドル建て債務は2000億ドルで、メキシコの2650億ドルに迫る水準。
・インフレ率は15%、実質金利は1%程度で債券投資は魅力的ではない
・トルコの銀行の預貸率は100%超で、資金調達市場で大規模な機能不全が起きれば流動性の面で厄介な事態になりかねない
・ただし、不良債権比率は3%程度で低水準

《インプレッション》

インフレ率は15%、政策金利は17.5%という高水準。加えて政治が不安定、混乱させている。
銀行が預かっている金額に対して貸出している比率を示す預貸率が100%ということは更なる貸し出しはできない状態。その状況は知りませんでしたが、流動性という観点からは問題が大きくなる可能性があると思われます。
不良債権比率が小さいうちに何らかの対応が進めばよいですが、期待できないという見方をしています。

 

 


(出所)かぶたん:https://kabutan.jp/

(注)投資判断はご自身でお願いします。


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