東証33業種別チャートを確認して、個人的に割安と思われる業種と割高と思われる業種をとして注目している業種をピックアップしてみました。
以下、リンク先も是非ご覧ください。
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【ブログ】海外地域別売上高TOP50の状況
ここ数日の流れとして、ドル円が112円台に乗せたり、原油価格が下落したり、Nasdaqが最高値を更新しているなど、米決算発表前に資金の流れに変化が出ているところがあります。
この変化をとらえて、現状を整理して投資先選定のヒントを探してみたいと思います。
東証33業種の業種別チャートを確認しましたが、現状の市場のトレンドは、
①円安
②株高?
③原油高一服
と考えられます。このトレンドを前提としたいと思います。
東証33業種の業種別チャートは☟をご覧ください。
関連記事:チャート:東証株価指数33業種
■割安と考えられる業種は何か?
このトレンドを前提とすると、個人的に割安感が強く、業績にポジティブに働きそうなのが、繊維製品とゴム製品と考えられました。
繊維製品
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【特徴】景気敏感銘柄 【主な企業】東レ、帝人、ワコール、ホギメディカル 【補足】原材料高がネガティブに影響 |
ゴム製品
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【特徴】景気敏感銘柄 【主な企業】ブリジストン、住友ゴム工業、横浜ゴム 【補足】原油価格、為替、景気動向 |
これらセクターは原油価格高や貿易摩擦による自動車の販売動向がネガティブに考えられたのではないかと推察されます。
そのような中、原油価格は上昇に一服しています。自動車はまだわかりませんが、欧米間では自動車関税問題が改善方向に動いているところもあります。
繊維やゴムの個別銘柄に関するチャートについては、☟をご覧ください。
関連記事:チャート:化学・繊維・ゴムなど
また、これに海外事業のウエイトのうち、北米が強いところはネガティブな影響は受けにくいと考えられます。
すべてはカバーしていませんが、☟の海外地域別売上高もご参考に頂ければと思います。
関連記事:【ブログ】海外地域別売上高TOP50の状況
■割高に思える業種は何か?
一方、割高に思われる銘柄ですが、前提とするトレンドからは電気・ガスが割高と考えられました。
電気・ガス業
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【特徴】内需関連株、ディフェンシブ関連株 【主な企業】関西電力、東京電力、Jパワー、東京ガス、大阪ガス、中部ガス 【補足】原発再稼働、原料費、天候、為替、電力小売り自由化などが業績に影響 |
原油価格下落は業績にはポジティブですが、これまで買われていたこと、円安はネガティブだということが業績や株価にネガティブに働く可能性があると考えられます。
電力・ガスの個別銘柄のチャートは☟をご覧ください。
関連記事:チャート:電気・ガス
電力会社の場合は原子力発電所の稼働によって状況が異なることもあるのでそちらの点はご注意ください。
なお、現状の豪雨の影響を見ると損害保険会社は支払保険金が増加すると推察されます。このような災害に備えた必要な保険金ですが、業績にはネガティブとも考えられますので、株価は弱く推移する可能性は高いと推察されます。
関連記事:チャート:金融全般
■相場は生き物
今回は上述したトレンドを前提として割高・割安で注目している業種をお知らせしました。
ただし、個人的にはこのトレンドが長く続くとは考えていません。短期的なトレーディングをベースに考えています。
個人的には、買いと売りの両方のポジションを持ちながら、状況によって柔軟に対応していけるようにしています。
相場は生き物で、日々変わりうるので、ポジションを傾けすぎることがないことをお勧めいたします。
(注)投資判断はご自身でお願いします。
いつもありがとうございます。
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