本日、6/20、ソフトバンクの孫社長が株主総会でソフトバンク株を「絶対に買い」と熱弁を語ったということです。
概要をご紹介します。
概要
・2000年のインターネット・バブル時に2万2000円(株式分割考慮後)の上場来高値をつけたが、現在は半値以下の8000円超の水準にとどまっている。
・孫社長は保有株の時価総額と借入金を考慮すると、1株1万4199円の価値があるとの試算。
これに上場を計画している通信子会社分が上乗せされるとして、株主に対して「もう(株価で)悩む必要はない」と訴えた。
・「今は2000年のピークよりも4倍近くの中身になっているが、株価はピークの半分以下だ」と述べ、「買いか売りかというと、絶対に買いだ」と今後の株価に自信を示した。
総会の会社資料
総会の資料から5枚の資料をピックアップしました。
わかりやすい資料なのでよかったらご覧ください。資料はこちら。
<資料概要>
☟情報革命、そして、人工知能は世界を根底からひっくり返すとして、情報革命に合わせて投資の好循環をつくろうとしているようです。
☟ソフトバンクについて「戦略的持ち株会社という本来の会社に戻る」と言及。
10兆円のソフトバンクビジョンファンドについて「我々はユニコーンハンターだ」と投資実績について話をしたようです。
(注)「ユニコーン企業」とは、「未上場」ながら極めて高い評価を集めている企業。
☟事業97%から投資97%にポートフォリオを変えていくということだと考えられます。
☟投資した会社について複数の会社の業績の伸長を資料にしていますが、そのうちの一つです。
☟今の株価が安いということを説明しています。
☟こちらも同様です。
個人的な見解
株価は以下の通りとなっています。
(注)☝自動更新されます。
《ポイント1:ソフトバンクの株価は割安かどうか》
通信会社のバリュエーションにPBRなのか、PERなのか、その他なのかについて正直わからないので何とも言えませんが、ソフトバンクが示した株主価値が正しいという前提とした場合、割安感があると直感的に考えられます。
《ポイント2:ポジティブな点》
ソフトバンクを含めて、楽天などもそうかもしれませんが、その経営者の持つ経営手腕を評価して投資する機関投資家(ファンドなど)は多くいるはずです。
そうした投資家にとっては、今回の孫社長のプレゼンには好感を持つと考えられます。
ただ、株主総会は本日場中に行われたのですが、それが織り込まれているかどうかは、日中推移を見ましたがわかりません。本日は上昇していたので、マーケット要因か、総会を受けてからかは判断できませんでした。
ポジティブに投資家がとらえた場合、明日の寄り付きの株価はそれなりに高く始まると思いますので、長めに持つつもりで投資するのもありかもしれないと思われます。株価のトレンドが上昇に転じることになるかもしれません。
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