【ブログ】週刊経済指標(18/7/16~18/7/22)


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7/16からの週について、週刊経済指標もお知らせしていきたいと思います。指標の流れを見ていけば何らかの変化を認識できるかもしれません。

米国の製造業は以外にも堅調のように見られました。ただし、住宅着工件数は下落。金融引き締めの影響が出ている印象も持ちました。日本、欧州は特に強い結果はなく、どちらかというと弱い指標が確認される結果となりました。

なお、金融政策、経済指標、週間チャート分析などについて、以下からご覧いただけます。
よしければご覧ください。

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ポイント


基本的には先週と同じような動きとなっています。米国は強いけど、日欧は弱いという傾向です。
過去の「週間経済指標」はこちらをご覧ください。

<米国:景気評価△(前回△)>
小売売上高、ニューヨーク連銀連銀製造業指数、鉱業生産などは堅調な経済状態が確認できるものだった。
とはいうものの、住宅着工件数は金利上昇の影響を受けてか大きく減少する結果となった。
引き続き堅調なものの変化も見られており、評価は「やや良い」で前週の評価を維持。

<日本:景気評価▲(前回▲)>
消費者物価指数は0.8%の上昇となったが、その影響は原油価格上昇の影響が大きく、消費強さは確認できなかった
評価は「やや悪い」を維持。

<欧州:景気評価-(前回-)>
消費者物価指数は2.0%となったが、エネルギー価格が押し上げている。
エネルギー価格を除くと1%程度であり、堅調とはいいにくいと考えられる。
評価は前回の「中立」を維持

(注)評価の順は〇(良い)>△(やや良い)>-(中立)>▲(やや悪い)>×となっている

以下、各国指標です。ご覧くださいm(__)m

 


米国経済指標


◎米 小売売上高(7/16)
・結果は前月比+0.4%上昇。前回は0.9%、予想は0.4%だった。
・前回より低下したが、市場と一致。
・自動車を含む幅広い項目で販売が増えた。第2・四半期に経済が好調に伸びたとの見方を支えた。
・6月の前年同月比は⁺6.6%増。

 

◎米 ニューヨーク連銀製造業景気指数(7/16)
・結果は22.6。前回は25.0、予想は22.0だった
・前月からは下落したが、予想ほどとはならなかった

◎米 鉱工業生産(7/17)
・結果は前月比+0.6%上昇。前回は-0.1%、予想は0.6%だった。
・製造業指数が大きく持ち直したほか、鉱業指数も伸び続けた
・第2・四半期は経済が力強く伸びたことを示す新たな兆しという見方

◎米 6月 住宅着工件数 (7/18)
・米住宅着工件数は約117万3千戸(季節調整済み、年率換算値)と、前月の改定値より12.3%減少
・先行指標である許可件数は2.2%減の127万3千戸で、こちらも市場予測(133万戸程度)を下回った

◎米 フィラデルフィア連銀製造業指数(7/19)
・結果は25.7。前回は19.9、予想は21.5だった。
・受注が大幅に増加したことで押し上げられたものの、支払価格は上昇
・向こう6カ月の見通しも軟調となっていることが浮き彫りとなった
・関税によるアルミニウム価格の上昇が支払価格を押し上げたという見方がある
・設備投資の拡大に消極的になっているという分析がある

 


国内経済指標


◎消費者物価指数(7/18)
・結果は前年同月比+0.8%上昇。前回は0.7%、予想は0.8%だった。
・直近の原油高がガソリン代などのエネルギー価格を押し上げ、4カ月ぶりに上昇率が拡大。
今後も原油高による物価上昇が続き、同指数は夏場にかけて1%まで上昇するとの見方が出ているが、依然として消費の勢いは弱い

 


欧州経済指標


 

◎欧 消費者物価指数(6/29)

・結果は前年同月比+2.0%上昇。前回は2.0%、予想は2.0%だった。
・エネルギー価格の影響を除くとコア指数で前年比0.9%となっていた。1%前後での推移から抜け出す気配が依然として見られない

 


中国経済指標


 

◎中 GDP(7/16)
・結果は前年同月比+6.7%上昇。前回は6.8%、予想は6.8%だった。
・中国国内専門家は、内需・投資の低迷、米中貿易戦が主因で、下半期の中国のGDP成長率は一段と鈍化すると推測している

◎中 GDP(7/16)
・結果は前年同月比+6.0%上昇。前回は6.8%、予想は6.5%だった。
・2年超ぶりの低い伸びとなり、予想を下回った

(出所:ヤフーファイナンス、日経など)


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