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ブログ開設に伴い、週刊経済指標をお知らせしていきたいと思います。指標の流れを見ていけば何らかの変化を認識できるかもしれません。
18/5/28から18/6/1の重要経済指標をこちらにてお知らせしたいと思います。
ポイント（6/1アップデート）
＜米国：景気評価〇＞
米国の動向ですが、個人消費支出もシカゴ購買部協会景気指数のどちらも予想、前回を上回る結果となりました。
強い数字であり、利上げペースを押し上げる材料となると推察されます。
これらの強い数字が米国の経済の強さを表しているとして、南欧の情勢不安の懸念があるものの、直近の米株が大崩れしていない要因なのかもしれません。
＜日本：景気評価▲＞
国内では、鉱工業生産は予想を下回る結果となりました。IT関連財が調整局面にある模様です。
そのほかでは、小売売上販売額は原油価格の上昇もあり予想を上回る1.6％の上昇となったようですが、一方で、百貨店・スーパー販売額は予想を下回る0.8％になった模様です。
原油価格上昇が消費に影響を及ぼしていることが核にされました。
設備投資は増加傾向もこれはIT関連投資中心ということ。それ以外では増えていない・・・
＜欧州：景気評価▲＞
欧州ではそれほどサプライズのある指標はありませんでしたが、消費者物価指数は予想を上回る水準となりました。これも国内同様に原油価格上昇の影響を受けてた模様です。
＜中国：景気評価〇＞
中国は想定よりよい数字が製造業PMIで確認されています。
全般的にみると今週の経済指標のポイントは次のような印象を持っています。
①相場が混乱した2月、3月は悪い数字となったが、直近は改善する動きがみられている。
②一方、原油価格上昇の影響が国内外で見られている。この先、景気を下押しする材料になりうるとも考えられる。
③国内の数字はどちらかというと悪い。
以下、各国指標です。ご覧くださいm(__)m
米国経済指標
◎個人消費支出（5/31)
・この指標はFRBが利上げを判断するのに重視する物価指数。
・対前月比で0.6％の上昇となり、予想と前回の0.4％を上回った。
・前年同月比では2.0％上昇で、FRB目標の2.0％に二カ月連続で到達。利上げを後押しする材料。
・価格変動が激しい食品とエネルギーを除くコア指数の上昇率は1.8％。
◎シカゴ購買部協会景気指数（5/31)
・予想の58.3を大きく上回る62.7へ上昇。前回の57.6も上回った。
・3月、4月の指標が悪かったのは関税や貿易摩擦の影響を受けたものという見方。
◎ISM製造業景況指数（6/1)
・予想、前回を上回るの58.7へ上昇。
・入荷遅延、受注残高などの下位項目が供給の逼迫ぶりを示す。価格圧力の上昇につながり始めていると指摘。
・「経済が堅調で、過熱寸前である可能性がある」との見方
◎雇用統計（6/1)
・予想、前回を上回る22.3万人となった。失業率も3.8％と約18年ぶりの低水準。
・平均時給は前年同月比で2.7％増と伸び率が前月から拡大。
・米労働市場の引き締まりを示したことで利上げペースを加速させるという見方が強まると推察。
国内経済指標
◎鉱工業生産（5/31)
・対前月比は予想、前回ともに1.4％であったが、結果は0.3％となり大きく下回った。
・世界的なスマートフォン需要の弱さなどを反映。電子デバイス部品の生産が低下の要因となった。
なお、IT関連財の出荷・在庫バランスは3月の▲17.1％ポイントから4月には▲25.7％ポイントと悪化幅が拡大している模様。
IT関連財は引き続き調整局面にあるということ。
品目別には、半導体集積回路、ビデオカメラなどの在庫が大きく積み上がっているとのこと。
◎設備投資額（6/1)
・設備投資は前年同期比＋3.4％。プラスは６四半期連続。このうち製造業は2.8％増、非製造業は3.6％増だった。
・ＧＤＰ改定値を算出する基礎となり、注目度が高いソフトウエアを除く全産業の設備投資額は季節調整した前期比で0.0％減
欧州経済指標
◎欧州消費者物価指数（5/31)
・結果は1.9％となり、予想、前回を大きく上回る。
・主因は原油価格上昇によるもの。
・エネルギーと食品の価格変動を除くコア指数は1.1％。前回の0.7％からは上昇したが、まだECB目標とする２％には届いていない。
その他経済指標
◎中国製造業PMI（5/31)
・結果は51.9となり、予想、前回を上回る結果。
・予想を上回る活動拡大となった。輸出向け新規受注の伸びが加速し、引き続き世界貿易が景気拡大をけん引しているという見方。
（出所：ヤフーファイナンス、日経など）
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