◆【商品市況】
原油先物が大幅上昇しています。
・原油
前営業日対比で1.12ドル上昇の1バレル=70.37ドル。
米国の対イラン制裁でイラン産原油の輸出が乱れる一方、米原油在庫が3年半ぶりの水準に落ち込んだことが政府統計で明らかになった。米東海岸に接近しているハリケーン「フローレンス」も材料視された。(Bloomberg)
・金
1オンス=1210.9ドルへ上昇(以下の表の終値とは異なります。前日比を参考にご覧ください)
8月24日以来の大幅上昇となった。米中政府が新たな通商交渉を始める可能性が報じられたほか、8月の生産者物価指数が予想外に前月比で低下しインフレ圧力の弱まりを示唆したことで、ドルが大きく下げたのが背景。(Bloomberg)
銘柄等 | 終値 | 前日比 |
米10年金利 | 2.980 | +1.36% |
WTI原油先物 | 69.9 | +3.51% |
金先物 | 1,203.6 | +0.32% |
銅先物 | 2.625 | -0.13% |
◆【本日の米国市場まとめ】
米中通商交渉の再開を材料にS&P500は小幅高となりました。
ただし、半導体を中心としたハイテク株は下げていることには注意が必要かと思われます。
為替はドル安・円高となりました。日本株市場にはネガティブと見れます。
商品はすべて上昇しました。
ドル安となり資金の流れが、商品へシフトした結果となりました。
◆【国内市場見通し】
6:00現在のCME日経平均先物は22650円となっています。前営業日より高い水準です。
米中通商交渉再開をシンプルにポジティブな材料とした場合、これで個人的にみていた大幅下落リスクは当面の間は減退したとも考えられます。
注目点は為替と中国株の動きと考えています。本日は、米中通商交渉再開により、どのような資金の流れに変化を与えるのか、確認したいと思います。
なお、この報道を受けて中国株が上昇してそれを好感する動きがあれば上向きしやすいかと。
一方、円高やハイテク株の軟調が相場の足を引っ張る可能性はあります。
日経平均は22500-22800円での推移の可能性が高そうという見方です。為替リンクならば日経平均は下落する可能性が高いはずですが・・・
個人的には、銅価格などの資源価格が上昇する前提で、非鉄金属の上昇余地があるとも考えています。
下のチャートにはこれまでの日経平均に、TOPIXも加えています。
下の表は直近5営業日の日経平均推移(⋆)です。
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下の表は直近3カ月の日経平均推移(⋆)です。
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下の表は直近3カ月のTOPIX推移(⋆)です。
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(出所)かぶたん:https://kabutan.jp/、ヤフーファイナンス、日経
(注)投資判断はご自身でお願いします。
いつもありがとうございます。
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