【ニュース】:新興国通貨安に悲観無用


新興国通貨安について悲観する必要がないという見方がありましたのでお知らせします。
(個人的に金融緩和期と比較するのもどうかとは思いますが・・・)

 

【コラム:世界経済に悲観無用、新興国通貨安の真相=佐々木融氏(ロイター)】

https://jp.reuters.com/article/column-forexforum-tohru-sasaki-idJPKCN1IP0UQ

概要

・直近で新興国通貨が大きく下落した事例は、ドルが力強い上昇基調をたどった2013年5月から2016年1月までのケース。
・この時は、1)2013年5月に当時の米連邦準備理事会(FRB)議長だったバーナンキ氏が緩和縮小を示唆した「バーナンキ・ショック」による米長期金利の急上昇(ただし2014年に入ってからは急低下)、2)2014年後半以降のエネルギー・コモディティー価格の急落を背景とする新興国経済全体の鈍化、などが新興国通貨急落とドル押し上げの背景だった
・この期間の新興国通貨売りは激しく、アルゼンチンペソ、ロシアルーブル、ブラジルレアルなどは対ドルで50―60%下落した。
・新興国経済の成長率は2016年初まで大幅に減速した後、通貨安のおかげもあってか2017年は急速に回復。新興国通貨が大幅に下落することが世界経済の減速につながるとは限らない。