【ニュース】コラム:円高示唆する米金融政策「2つの転換点」(ロイター)


いつも訪問ありがとうございます。

ロイターで面白い記事がありましたのでご紹介します。

コラム:円高示唆する米金融政策「2つの転換点」』では、12-13日のFOMCでは、今週12―13日の連邦公開市場委員会(FOMC)で2つの大きな転換点があるとしています。

 


ポイント:二つの転換点→リスク資産の調整→円高


転換点の一つは、
・利上げ局面が「金融緩和縮小」から「金融引き締め」に移行すること
二つ目は、
・米ドルが先進国で最高金利通貨になること
としています。

一つ目はイメージがありましたが、二つ目は知らなかったことです。

この2つの転換点がもたらすのは、新興国の調整圧力の強まりから生じるリスク資産の調整であり、これは円高リスクにつながるとしています。

それと、以下の通り言及しています。
①短期的には減税・財政拡張を受けた米経済の相対的強さを背景とする米利上げはドルの下支え要因となり、ドル円も現行レンジでの底堅い動きを見込んでいる。
②しかし、米金融政策の転換点は中期的なドル相場やリスク資産が双方向に振れる可能性を示唆しており、リスク資産調整による円高圧力には注意が必要だろう。

確かに、米国の経済指標には力強さを感じます。
①の通り、減税と財政拡張がその背景にあると考えられます。


(ご参考)米政策金利・株価・為替などの時系列推移


下の二つの表はともに2000年4月からの時系列データです。
上の表は、政策金利と米10年金利と米2年金利の推移です。
下の表は、日経平均とNYダウとドル円の推移です。

上の表の注目点は、この先、どの程度のペースで利上げが行われるのかということです。

下の表で気になるのは、2017年の株価上昇は円安要因でないということです。
上昇要因は、グローバルな金融緩和に伴う世界経済拡大の影響が強いと考えられます。
しかしながら、今後は、金融引き締め等でそのプレミアムが剥落すると推察されます。
その剥落分を円安がサポートできるかどうか?
調整→円高となるとこのプレミアムの剥落はカバーできないということになってしまいます。

 

 


いつもありがとうございます。

こちらをクリックお願いしますm(__)m


  

 

 


コメントは受け付けていません