【ニュース】米FOMC、利上げ継続の路線変わらずか-新興市場国の懸念よそに


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Bloombergで掲題の記事がありました。(https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-07/P9XPYR6S972A01)

興味深かったのは、
①インドネシアやブラジルは利上げについて新興国に配慮をするように警告を発している
②パウエル議長はこういった批判に反論
③現在のノイズは正当化される
④利上げを遅らせることでインフレが加速すると、結局新興国にコストをもたらす。「米当局は行動するしかない」
という内容です。
ノイズで大きな問題にならなければよいですよね。

 


記事本文


米金利上昇を背景に新興市場国の多くは通貨下落に直面
米当局が引き締めを遅らせれば将来的にコストもたらす恐れも

<本文>
新興市場国の多くは、米金利上昇に対処できないのではないかとの懸念を背景に、通貨下落に見舞われている。しかし、各国が置かれたこうした厳しい状況に、米金融当局が同情を寄せることはほとんどなさそうだ。

 ンドやインドネシアの中央銀行当局者は米金融当局に対し、利上げに当たって新興市場国への影響に一層配慮するよう呼び掛けている。また、ブラジルの当局者は先行きの苦難に警告を発している。

 だが、今月12、13両日の連邦公開市場委員会(FOMC)も含め、年内にあと2回ないし3回利上げすると見込まれる米金融当局が、このような懸念を理由に引き締めの軌道を修正する兆候はほとんど見られない。

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は先月、チューリヒで行った講演で、外国の金融情勢に及ぼす米金融政策の影響は「誇張して受け止められるケースが多い」と述べ、米当局に向けられた批判にはっきりと反論した。

  BNPパリバのシニアエコノミスト、ブリックリン・ドワイヤー氏(ニューヨーク在勤)は、新興市場の動揺は「現時点でノイズであり、正当と認められるノイズだ。それでも、米国の見通しを変えるのかと問うなら、まだそうではないというのが答えだ」と語った。

一方で、米金融当局が現段階で引き締めを遅らせることで将来的にインフレ加速を招き、一段と積極的な利上げを余儀なくされる事態となれば、やはり新興市場国にコストをもたらすことになると、PGIMフィクスト・インカムのチーフエコノミスト、ネイサン・シーツ氏は指摘。「米金融当局は行動するしかない」と述べた。

 


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