【ブログ】米2年金利・ドル円レート・日経平均の相関関係



ドル円が104円、日経平均が20,617円となった3月23日以降の

・ドル円
・米2年金利
・日経平均

の実績をプロットしてみました。
上の表は米2年金利とドル円の実績、下の表はドルと日経平均の実績をプロットして相関関係を確認しています。
(最初は10年金利でプロットしてみましたが、あまり良い結果がとれなかったので2年金利としてみました。)

以下の相関係数などから為替・金利水準からの日経平均の水準を試算してみました。

 


試算結果は以下の通りになりました。

必ずしも結果通りとはなりませんが、一つのベンチマークとしてお考え下さい。

        試算結果
ドル・円 米2年金利 日経平均
111.0円 2.63% 23,035.3円
110.5円 2.59% 22,859.5円
110.0円 2.56% 22,683.8円
109.5円 2.52% 22,508.1円
109.0円 2.49% 22,332.3円
108.5円 2.45% 22,156.6円
108.0円 2.42% 21,980.8円

ただし、このような試算結果は日米金利差がドル・円レートや日経平均に正常に反映することを前提としています。

例えばですが、米金利が急上昇してその際にリスクオフの円買い・株安となることもありますのでご注意ください。


上の表にありますが、直近、米2年金利は2.6%の水準を超えていなかったことが確認できました。

一方、ドル円は111円、日経平均は23,000円を超える水準となっていました。当時は若干オーバーシュートしていたということになるのかもしれません。


この先の米2年金利を想定した場合、正常に相関関係が機能するならば、上昇傾向になるでしょうから、円安・株高と考えるのが妥当なのかもしれません。

主なリスクは以下の通りかと。

・北朝鮮動向
・貿易摩擦(米中、鉄鋼・アルミニウム、自動車)
・中東情勢(シリア、イラン、イスラエル、トルコ)
・国内政治リスク

 

 



コメントは受け付けていません